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前橋
結露
とても嫌なイメージの言葉ですね。
一般的な家は中ではいたるところで発生します。
そこで高気密高断熱住宅では『ガラスはペアガラスですから
結露はしません』と言うトークが聞かれます。
しかしこれは嘘です。
コムハウスでは3重ガラスサッシの建物が多くなっています。
しかし私達は『結露しません』とは申していません。
結露は温度と湿度の条件で発生します。
室温が低くて湿度が多ければ結露が発生します。
たとえば、無暖房状態(高気密高断熱住宅なら13度ぐらいにはなる)で
部屋干しした洗濯物が有り家族4人が一部屋に就寝された状態で
換気が停止又は少ない場合は3重ガラスでも結露が起こると思います。
又は、無暖房の状態で食卓で鍋を囲んだとします。
換気も少なくなっていた場合、ダイニングより2~3度寒い部屋も
窓にはうっすらと曇りが出てくることが有ります。
もうひとつ結露の要因はコンクリートです。
コンクリートは長い年月をかけて乾燥しますが、
最初の1年間は急激に水分を発生させます。
この水分も室温が低いと結露の要因に成ってきます。
この様なことは悪条件が重なったことで置きます。
この悪条件を造らない為にも、換気扇は必ず回してうださい。
そして10℃以下の部屋を無くすようにしてください。
そうすればほとんど結露は無いと思います。
ただし、床蔵をお付けに成った場合は先ほど申した、
コンクリートの水蒸気量が多い為、1年目の梅雨から夏は注意が必要です。
物を置く場合は背中をぴったり付け無いとか、空気が廻る様に下に
下駄をはかせて見るなどの工夫をされると良いと思います。
結露は自然現象ですが、発生には理由が有ります。
理由を取り除けば発生は防げます。
コムハウスのお勧めは1階の室温を20℃程度に
保ち暖房をして24時間換気を稼働するこです。
エアコンを付けっぱなしにする事に抵抗が有る方も多いと思います。
しかし、14帖能力程度のエアコンで40坪(80帖)を
暖めようとしていますので、温度変化は2℃~4℃程度に
していないとエアコンの能力オーバーに成ってしまいす。
小さい能力の暖房機で全館暖房をする為にはエアコンを止めない方が省エネだと思います。
永井茂樹
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