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前橋
日本の住宅性能は快適に住まう為の断熱に関して先進諸外国に劣っています。
これは日本が温暖な地域である事が大きな原因だと思います。
日本の緯度は30~45°ですがヨーロッパでは45~60°に位置する国が殆どです。
イタリアは暖流の関係で温暖な気候ですが、日本の北海道と同じ様な緯度です。
この様に先進国は寒い地域が多いので、暖かくする事を重視して家造りを考えて来ました。
ヨーロッパでは家の中でも暖房が無いと凍死しかねないそうです。
日本では凍死は無いにしても、夏季よりも冬季の死亡数は多くなっています。
家庭内事故も冬場には大変多くなって居るようです。
お布団の中で30℃ほどに暖められた体はトイレに起き出した部屋の温度は
10℃前後そしてドアを開けてトイレに行くと8℃ぐらいになっています。
また、居間で20℃の中でくつろいでいて、お風呂に入ろうとトイレ、
脱衣場と進むと8℃の中に入って血管が収縮します。
その後お風呂で暖められた血液は収縮した血管を流れて障害を起こします。
断熱住宅に住まう事は健康を維持する為に必要不可欠ではないでしょうか。
家庭内事故による死亡者は1年間に14000人も居られるそうです。
交通事故は昔、10000人と言っていましたが現在は4000人ほどまで減少しています。
数字から見ると、車で走るよりも家庭内に居る方が危険と言う事に成ってしまいます。
断熱をしたからと言って家庭内事故が無く成るわけでは有りませんが、リスクは減らせると思います。
実際に断熱・気密住宅に住んだら風邪を引かなくなったという報告も有るようです。
健康云々よりも断熱・気密がしっかり出来ている家は快適です。
この居住空間で過ごす事だけでも幸せと感じていただけるのではないでしょうか。
良い家に住めて良かったと思っていただける様に頑張りたいと思います。