ページトップへ

小冊子のご案内<37> 北欧の注文住宅なら群馬(前橋 高崎)の工務店-コムハウス

スタッフ

前橋

ご希望の方に無料進呈中の小冊子の内容のご紹介の37回目です。

【失敗しない家造りに役立つ10のポイント】より

7. 開放的なプランは寒い?
マンションの設計図面を見ると、多くが開放的なプランです。リビングダイニングを大きく取って、
それに付随して個室を配置してありとても使いよさそうです。しかしこのプランは気密性能《隙間風
の入らない密閉性》が抜群に高い鉄筋コンクリート造だから出来るのです。
冒頭で取り上げた寒い家のように、一般的な住宅には気密性はほとんどありません。次世代省
エネルギー基準という国が定めた基準値でも、ザルの目のような隙間相当面積5・0c㎡/㎡を
基準としています。このような環境の住宅では、暖められた空気は天井から外に逃げ出し、床下
から冷たい外気が侵入してきて部屋はいつまでも暖まりません。
これを防ぐには、隙間相当面積を1・0c㎡/㎡以下にして気密性能を上げ、断熱性能を次世代
省エネ基準以上とする必要があります。このような高性能住宅にした場合は、開放的なプランに
することで家全体が同じ室温になりやすくなり、家中どこに行っても温度差を感じなくなります。
住宅は、開放的でゆったりした空間にしたいものです。子育て世代のご夫婦からのご要望として
最近多くなったのがこのオープンプランで、リビング階段を取り入れる割合も増えました。子供の
非行や引きこもりの原因のトップになっているのが、家族とのコミュニケーション不足といわれて
いるためです。
高度成長期につくられた日本の住宅は、欧米の個室主義を取り入れようとして、子供室を個室と
して隔離し、2階は子供室が2部屋あるのみとなりました。そして階段は、1階の廊下からつな
がっていることが多く、家族に会わずに個室に行けるため、親が子供を管理できず非行の兆候を
見逃してしまったといわれています。このような経験から、リビングで家族全員が顔を合わせる
時間を多く持てるプランが人気を示すようになりました。
しかし、冒頭にご相談を受けたお客様のように、住宅性能が追いつかない場合は居間が寒くなって
しまうため、オープンプランは断念しなければなりません。自分たちのライフスタイルを設計者と
打ち合わせる場合、その住宅の性能と希望スタイルのバランスも併せて検討することが重要に
なってきます。
~続きは次回更新にて~
無料進呈の小冊子【失敗しない家造りに役立つ10のポイント】をご希望の方は
資料請求より御請求ください。

記事一覧

57ページ (全87ページ中)