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小冊子のご案内<36> 北欧の注文住宅なら群馬(前橋 高崎)の工務店-コムハウス

スタッフ

前橋

ご希望の方に無料進呈中の小冊子の内容のご紹介の36回目です。

【失敗しない家造りに役立つ10のポイント】より

6. ご存じですか、日本の住宅の平均寿命を
住宅の寿命は何年くらいだと思われますか。
欧米では80年以上が標準です。しかし日本では30年で建て替えています。40歳で建てた方が、70歳でまた建て替えなくてはなりません。なぜこのようになってしまったのでしょうか。
100年住宅をつくるにはどうしたら良いのかを考えてみたいと思います。

① 躯体が堅固であり続けられること
住宅の骨と肉となるのが躯体です。一般的には木造が多いと思いますが、住宅メーカーによっては、重鉄骨の家や軽量鉄骨のプレハブ住宅などもあります。
木造の場合、木材が腐って強度が保てなくなることがあります。現在の暖房機は非常に効率良く室内を暖めます。そのため外部と内部の境界に位置する木材は、いつも結露の恐怖にさらされます。結露とはご存知の通り、水蒸気が冷やされて水に変化したものですが、躯体の内部で起きた結露は発見されにくく、蓄積されて木材を腐らせる原因となります。躯体を堅固な状態で保つためには、木材が冷やされない構造にすることが理想的です。外断熱はその結露防止に大きな力を発揮します。

② 長く使える間取りであること
「住宅を新築する理由」として多いのは、現在住んでいる家の狭さがあります。新築住宅を建てられるお客さまの多くが、子育て世代だからです。アパートの部屋は狭すぎて、子供の勉強部屋は当然なく、居間と寝室が同じという状態。そこで新築を考える。しかし完成から数年後、子供は成長して独立し、あっという間に2階は誰も行かない無駄な空間になってしまいます。この使われない部屋を、簡単なリフォームで夫婦の趣味の部屋にしたら、老後はまたちょっと変わった暮らしが楽しめそうです。家のライフスタイルは年々変化しますが、フレキシブルに対応できる間取りは、長持ち住宅へとつながることでしょう。

③ 住環境が快適であること
家は、早く帰りたくなるオアシスのような場所でなくてはなりません。夏は涼しく過ごせて、冬は家中がほんわかとした快適な温度に保たれている、そんな環境であれば健康に過ごせそうです。温度差のある住宅は、家庭内で心筋梗塞や脳梗塞を起こす原因になります。また、ホルムアルデヒドやVOC(揮発性有機化合物)などの科学物質は、アレルギーなど人体に悪影響を及ぼしますので、できる限り無垢材や自然素材などを使い生活されることをお勧めします。
床暖房をする場合の合板床は危険です。科学物質は温度が上がると揮発し、そのガスは空気よりも重いため、床上30センチメートル付近を漂います。乳幼児や高齢者が寝ている場合、この揮発性科学物質を吸い込む恐れがあり、健康に悪影響があることはご推測の通りです。

④ ランニングコストが少ないこと
住んでいる住宅が快適であるのはとても良いことですが、生活必要経費が少ない住宅でないと、節約をしようとしてつい、暖房を消したり照明を消したりして事故につながることもあるかもしれません。また、年金生活を送る高齢者だけの家族には、毎月のランニングコストは大きく影響します。できるだけ光熱費のかからない省エネ住宅を選ぶことも、長い目で見たときには重要なポイントです。

⑤ デザインが美しいこと
最後に、日本の家は外観が古くなるのが早いと思いませんか。住宅先進国の住宅は何年経っても風格があって古さを感じさせないのに。
実は日本の家も昭和初期までの建物は風格を持っていました。しかし太平洋戦争後の大量住宅建築思想のため、簡単に安価で早く建てることを政府が推進しました。その中でプレハブメーカーが進出し1兆円企業になり、セメント屋根とサイディング壁の住宅を日本の住宅のスタンダードデザインとしてしまいました。そして多くの住宅はプレハブの真似をしたデザインとなって、日本の文化を持った住宅が姿を消したのです。
今後、住宅の寿命をのばすためには、欧米のデザインを参考にすることが近道であると思います。日本的なデザインならば、明治から大正にかけて建てられた、欧米のデザインを取り入れた様式が美しいと思います。日本古来の古い民家にもヒントがあると思います。少なくとも100年以上経過した建物を参考にすると、飽きもこなくてよいでしょう。フランク・ロイド・ライトは天才です。ライトのような設計のできる設計士はいません。

~続きは次回更新にて~
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