ページトップへ

東北の視察 北欧の注文住宅なら群馬(前橋 高崎)の工務店-コムハウス

スタッフ

前橋

8月7日、8日に東北の地震と津波に様子をを視察してきました。

前橋を7時に出発して、2時過ぎに南三陸町に着きました。

町全体が無くなってビルがいくつか点在する姿は想像を絶する景色でした。

ビル以外無くなった南三陸

津波で1階が無くなった建て物です。

南三陸

途中で立ち寄ったセブンイレブンの脇に有る杉山は

津波の到達した部分まで杉が枯れていました。

道路の奥には鉄道が走っていましたが線路が無くなって未だに未開通です。

 

津波で枯れた杉

 

其のまま海沿いを気仙沼まで走りました。

道路脇に大きな船が津波で打ち上げられていました。

 

気仙沼船

 

廻りには基礎だけ残った家の跡が沢山有り町が

すべて無くなってしまった事が伺われます。

カーナビを見ると家が密集していた事が解りました。

 

 

気仙沼何もない

其のまま北上を続けて陸前高田まで行って見ました。

ここは今まで以上の被害状況でした。

町がすべて無くなって大型の建物だけが点在するだけでした。

大型建物も津波で内部がめちゃくちゃで使用不可の状態です。

陸前高田

 

公共施設の有った場所で少し歩きまわって見ました。

消防所では捜索OKの張り紙がまだ貼られたままでした。

消防署内部の捜索完了

図書館では蔵書が無残に積み上げられていました。

図書館の本

 

体育館でが階段に取り付けられたステンレスの手すりが

針金の様に曲がっていて津波の凄まじい威力を感じました。

曲げられた手すり

 

体育館の内部には流されてきた乗用車も有り

残骸もまだ其のままでした。

おそらく天井部分まで津波が到達していたのでしょう。

2階席の天井までが無くなっていました。

 

 

体育館内部

 

柱に付けられた時計は津波の時間でしょうか3時30分ごろで止まっていました。

津波の時間で止まった時計

表に出ると無残に錆びついた車が積み上げられていました。

 

 

流された車

 

この視察をさせていただき、自然の力は人間には

どうにも成らない物だとつくづく思い知らされました。

報道ではこの光景を見ているのですが、写真では

表現できない部分が多く有る事を感じました。

何より広大な町がすべて無くなってしまう光景は

行って見ないと解らない事でした。

地震に強い家を造る事は勿論ですが、災害に強い町づくりも

大きな課題だと感じさせられました。

今回大きな町を3か所を廻らさせていただきましたが道中で

小さな入江では部落が無くなってしまたところも多く見かけました。

千葉県北部の東日本の太平洋側では多かれ少なかれ影響が有ったと聞いています。

今回の地震で亡くなられた方や被害を受けられたかたに

心からお見舞い申し上げたいと思います。

そして一日も早い復興をお祈りします。

 

永井茂樹

記事一覧

47ページ (全87ページ中)