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気密のお話し。第2弾 北欧の注文住宅なら群馬(前橋 高崎)の工務店-コムハウス

スタッフ

前橋

気密性能についてのお話しで良く言われることが有ります。

「密閉した家なんか息苦しく住めない」
「窓からの換気をしてはダメなの」
「空気がよでんでしまいませんか?」
「湿気が溜まってしまいませんか」
「かぜ通しのいい家が欲しいので気密はいらない」
皆さまがそれぞれに気密性能を拒否してくれます。

 

吉田兼好「徒然草」

「つれづれなるままに、日ぐらし硯に向かいて…」。古典の時間でおなじみの吉田兼好の作品「徒然草(つれづれぐさ)」の冒頭部分です。
さて、この「徒然草」の中には、住まいづくりについて書かれた箇所があります。それは「家のつくりやうは、夏をむねとすべし。冬はいかなる所にも住まる…」という部分です。
これは日本の風土の高温多湿の気候について考えると、冬の寒さよりも夏に涼しく過ごせる家を造った方が良いという先人の教えだと思います。
この記述を引用して、風通しの良い家=涼しい家がから気密住宅なんてもってのほか。
と考える方が折られます。
ところがよく考えて見てください。
兼好法師の時代には緑が豊かでアスファルトの道路も有りません。
土に染み込んだ水分が蒸発して気化熱で気温を下げて、緑の木陰を抜けてくる風は真夏でも心地よかったと思います。
しかし現代の住宅環境は60坪ぐらいの敷地に住宅が建ち廻りにはアスファルトの道路が張り巡らされています。ここで吹く風はご想像の通り生暖かい風です。
もちろん季節の良い4月から5月や10月から11月ごろは外の風が心地よい時期もあります。

 

そして気密住宅は窓を開けてはいけない家では有りません。

窓の開けれない時期や時間に快適な換気を行う事も大きな勤めになります。
一日の24時間の中で就寝時は窓を閉めていることが多いと思います。
前日したように季節の中でも窓を閉めている期間は結構ながいのです。
この時の換気は気密がしっかり出来て居ないと対流やよどみが起きてしまいます。
熱的な要素では暖かいあ空気は上昇気流を作って天井に行きそこから圧力をかけて外に出ようとします。
これを食い止めるのも気密性能になります。
暖められた空気の力は気球が人間をの載せて上昇することで分かるように相当の力です。
いい加減な気密では外に暖かい空気をだしてしまいます。
室内の空気が外にでてしまうと、床下から冷たい空気が補充されます。これは足元が寒い隙間風です。
実は隙間風は外の風が原因でなく、内部の暖房に大きな原因が有ったのです。
石油ストーブを点火すると足元がすーすーするのを感じた事はありませんか。
気密性能はこれからの住宅には必修の性能になります。
ご承知おきください。

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