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気密のお話し。第3弾 北欧の注文住宅なら群馬(前橋 高崎)の工務店-コムハウス

スタッフ

前橋

気密住宅を造るためには何処の部分に注意を払うべきでしょうか。

先ずは、家の形は四角形が絶対に有利です。
凸凹の有る家には必ず入隅が出てきます、この部分は気密シートが貼りにくくなります。

外断熱(コムハウス標準断熱方法)の場合はまだ良いのですが、内断熱は完成度の高い施工が難しくなります。
また出窓を構造で造る場合も注意が必要です。

 

次に総二階も施工性で有利です。

2階建てでも1階が有る構造ですと1階部分の天井気密と2階壁との気密の連続が難しくなります。これも外断熱よりも内断熱は難易度が高くなってきます。
1階の屋根下地を造る際に先張りシートや先張り断熱が必要になります。内断熱の場合は柱を立てる時に先張りシートを施工してから2階の柱又は壁を立てて行きます。

 

この他に一般構造部分では基礎と躯体の間の気密になります。

コムハウス前橋では基礎断熱が標準ですので基礎と躯体の隙間を防ぐ為に、特殊工事をしています。
基礎の天場に気密シートを敷いてからその上にゴムのパッキンを敷き込みます。巾80㎜厚さ10㎜のシートを外周部だけで無く全部の基礎に施工します。気密だけを考えれば外周部だけで良いのですが、高さをそろえる為に全部の基礎に施工します。
厚さ10㎜ですが、土台を据えてアンカーボルトで締め付けを行うと1から2㎜程度に圧縮されて気密性能を維持します。
外壁の気密シートは横貼でも縦貼でも良いですが、合板等の下地の有る物が良いのでツーバイフォー構造の外断熱は施工が簡単で精
度が出やすくなります。ジョイント部分に下地が無いとシートとシートの隙間が出来る可能性が有ります。
外壁の気密シートは上棟後の施工になります。

もう一つのキモは壁の上部と垂木(屋根を支える斜めに取りつく木材)の気密施工です。

暖かい空気は上昇して圧力が増してきますので、この部分から外部に漏気し易くなってきます。これを防ぐ為の砦がこの部分になります。
壁の構造が立ち上がったら壁の上部に巾90cmぐらいにした気密シートを壁芯を中心に左右に垂れ下げます。そしてこのシートの上に垂木を施工します。
垂れ下げられた気密シートの外壁側は外部壁シートに密着させて一体のシートになります。内部については天井の施工前に天井気密
シートを一体になるように重ねて密着させます。
天井の耐火ボードよ200㎜のセルローズファイバーで圧着されてシートが一体化します。
内部に建てられた壁についても先張りシートを施工したのちに天井根太を施工して行きます。
これによって基礎から壁そして天井を1枚のシートで包み込むことが出来ます。
この様な施工は一人の職人さんの仕事ではなくそれぞれの施工分野の各職人さんの連携によって造り込んで初めて気密性能は生まれてきます。

 
コムハウスの職人さんは会社と長く付き合ってきていただいている優秀な職人さんですのでご安心ください。
いい家を造りあげてくださる職人さんに感謝です。

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