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前橋
前橋店では新しい展示場の工事が始まっています。
今回の展示場では床下暖房を設置します。
以前にも深夜電力でコンクリートを暖める形の蓄熱床下暖房は
施工していました。
しかし、電力事情の変化で電気代が上がってしまい、
メリットが薄くなっています。
今回はエアコンを使って床下を暖めて暖房をしようという方法です。
外断熱の高気密高断熱と基礎断熱の基本的性能が有ることで
出来る暖房方法だと思います。
床下のコンクリートを伝熱線で直接暖める方法だと
省エネという面では逆行してしまいます。
しかし、ヒートポンプでの暖房は高効率なので省エネになります。
でも、エネルギー的には小さいのでこの小さなエネルギーでも
暖房が可能な性能が必然となります。
そしてまた、天井高さが2m以上の部屋を暖める為に
設計されたエアコンをわずか40センチの空間の暖房に使うと
周りがすぐに暖まってしまいエアコンのセンサーが働き、
自動で止まってしまいます。
理論的には図のような暖房が可能なわけなのですが、
基礎は中側にも有りますので上手に暖気が廻るのか?
などなど、実際は多くの問題点が発生してくると思います。
机上ではいろいろなシュミレーションをして、大丈夫だろうと言う事で、
今回の採用に踏み切りました。
このシステムが完成出来れば、ヒーター式(以前の蓄熱床暖房)よりも
イニシャルコストとランニングコストが抑えられる予定です。
構造が出来上がってきたら構造見学会なども行って行きたいと思います。
コムハウスの新しい挑戦にご期待ください。